3歳以前の記憶というのは、
とてもとても薄く、
小さなかけらを幾つか持っているくらい
大阪に住んでいた頃
斜め前のお家の庭に
薔薇が沢山咲いていた
「バラのおうち」みたいな呼び方をしていたような気がする
おそらく私は
そのバラをじっとみていたんだろう
相手がおっちゃんやたんかおばちゃんやったんかも
はっきり覚えていない
けれど、
「くりちゃん今切ったげるしな」
と言って一輪切って、刺も注意深くとってくれて
持たせてくれた
いつも
いつも
咲いているといつも
そんな記憶のかけら
香りと美しさと、道路側にはみ出したバラ
私はその頃からずーーーっと
薔薇が好きなんだね。
私のバラ好きは、大阪のお家の斜め前のおっちゃんおばちゃんの影響なんや。

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