サガンだったな。
カミュの異邦人も好きで…
何度か読んだのに、感覚でしか思い出せないのはなぜだろう。
不思議の国のアリスなんか、30回は読んでいて、表紙がボロボロなのに・・・
薄れゆく記憶。
小川洋子・石田衣良・角田光代・・・何冊読んだかわからないのに、
タイトルだって数える程しか思い出せない。
人間は、こうやって少しづつ忘れていく生き物だ。
だから、悲しい別れがあっても生きていけるのかもしれないね。
元気を出して・・・なんて簡単には言えない。
永遠のお別れには時間が必要。
私には、まだ経験のないことなのかもしれない。
祖父母の時は辛かった。
たくさん泣いた。悲しかった。
けど、まだ子供だったのかもしれない。
今の私は、せいぜい、
もう、二度と会うのはやめよう とか
勇気をだしてさよならしよう とか
たったその程度の別れがあるに過ぎない。
永遠の別れとは程遠い。
「バイバイ。またね。」
ではなく
「さようなら」
今夜は、泣いていいことにしよう。
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