先日、ブックカバーが欲しくて立ち寄った文具屋さんでの出来事。
お手紙を書くための万年筆がもう1本欲しくて
万年筆コーナーも覗きにいった。
予算内のものをいくつか並べてもらって、
試し書き
そこの店員さんが素晴らしかった。
私よりも10歳くらい若そうに見える女の子。
散々試し書きをして、メーカーの違いやペン先の太さの好み
重さ、長さ・・・色々と吟味していた。
すると
「どのような時に万年筆を使われますか?」
「お手紙を書くときだけです。」
「横書き・縦書きどちらが多いですか?」
「横書きです」
「これ・・・私の私物ですが、よかったらこの紙にいつも手紙を書く字の大きさで書いてみてください。」
と差し出されたのは、私も持っているPILOTの万年筆用の便箋
ん・・・違いの判る女子だ・・・
住所や名前など書き慣れた文字を書くとわかりやすいというアドバイスしてくれる。
そして数本まで絞り込んだ私に次は
「それなら私が使い込んだものがあります、インクが出やすくなっているので使ってみてください」
と、数本が差し出された。
万年筆は使っていくうちにペン先が削れてその人の書き味がプラスされていく。
インクも出やすくなってくる。
新品の時に比べてペン先が滑りやすくなってくるのだ。
どうやら彼女はかなりの万年筆通で、胸に刺さっている伝票記入用までボールペンではなく
「万年筆」だった。
そこで2時間を過ごし、選び抜いた1本に「Kuriko」の刻印が入って
もうすぐ私の手元にやってくるのだ・・・
ああ、楽しみ
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