子供の頃、
お正月、春休み、夏休み、は京都の母の実家で過ごしていた。
夏は、み~んなで近所の病院の屋上から大文字焼きを見て、かき氷を食べて帰るのが楽しみの一つだったなぁ。
そして、冬休みは、平安神宮に初詣に行き、お年玉の中から、千円だけ持たせてもらって、百貨店に行くの。
田舎で暮らしている私にとって、京都の百貨店は夢の国
待ち合わせ場所を決めて、1時間、一人でお買い物をする緊張とワクワクの時
小学生の低学年くらいからの記憶しかないけれど、やっぱり女の子ですから、アクセサリーに興味があって、1時間かけて、千円で買えるアクセサリーを選んでいた。
集合場所に戻り、買ったものを見せると必ず、祖母や母、叔母らが、「ええのんかえたやん。よかったなぁ」と言ってくれた。
いくつかは、今でも大切に持っているの。
その中でもお気に入りが、鏡を小さなちっちゃなリンゴの形にcutして、少しペイントを施したペンダント。
数年間に、身に着けてみようと思ったけれど、チェーンのメッキが剥がれてボロボロ。
この町では老舗の宝石店へ。
ちょっぴり敷居が高い感じでオモチャのペンダントを持って行くことに若干の躊躇いはあったが、事情を説明すると…
奥から、合いそうなgoldのチェーンを何本も用意してきてくれた。
付け替えの作業もサービスしてくれて
「大切になさってくださいね」って。
なんて素敵なお店なんだろう。
嬉しかった。
今では、お洋服に合わせて時々身に着けています。
一緒に撮ったのは、おばあちゃんの形見のウォルサムの手巻き時計。これもまた、大切な品です。

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