親友へのプレゼントにやっと出会えた。
出会わなければ、「おめでとう」を伝えに行くだけにしようと思ってた。
その売り場の、年配の女性の方は、とても丁寧に商品の説明をしてくれた。
押し付けるでもなく、ゆっくりと
素敵
そして、商品を箱に入れて、「女性への贈り物ですか?」
「はい」
赤い包装紙を取り出し、慣れた手つきで包み、リボンをかけはじめた。
「リボンは白でいいですか?」
「はい」
もう、彼女が、とても長い年月、たくさんの贈り物を包装してきたそれを見たかった。
私の好みなんていいの。
そんな気分。
それに、今時、シールでペタッと貼り付けるリボンで簡単に済ませるお店ばかりなのに…
蝶々結びの、結び方講座が開けそうな手さばきでした。
この方は、何度、こうしてリボンを結んできたんだろう。
そう思ったら、グッときて、目が潤んでしまった。
少し太っていて、足が少し不自由そうで、穏やかに話をする、とても素敵な女性に会いました。
カフェに着いて、椅子に荷物を置く動作が、いつもより少し丁寧になってしまってたりして…
いいカフェ発見
小さなグッとくる事
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